近年のデジタル化の進展により、金融機関における顧客接点のあり方は大きく変化しています。最新テクノロジーを活用した顧客接点の構築により、いかにして新たな顧客体験を創出できるかが金融マーケティングの鍵となっています。本フォーラムではみずほ銀行、イオン銀行による最新事例をはじめ、データ利活用やAIの活用方法における先進企業各社による講演を通じ、顧客にとって最適な顧客接点を考察し、金融マーケティングの将来像に迫ります。
13:30 | 14:10
|
|
基調講演 株式会社みずほ銀行 個人マーケティング推進部 参事役
西本 聡 氏
みずほ銀行のデジタルチャネル戦略をご説明いたします。2010年からスマホ、2010年半ばからは音声、Webチャットなど新しいチャネル、直近ではAPIを通じた外部アライアンス、非接触決済アプリの実現など、国内初の事例を数多く先行して実現してきました。ただし、いずれの施策もプロダクトアウト、技術検証、アライアンスありき、打ち上げ花火の発想は全くなく、首尾一貫して利用者起点のマーケティングを進めており、その考え方も含めてご紹介いたします。
(1)みずほ銀行のデジタルチャネル戦略について
(2)取り組み事例
(3)課題
(4)今後の展望
|
|
|
14:10 | 15:00
|
|
日本オラクル株式会社 バンキング・イノベーション・アドバイザー ディレクター
内田 克平 氏
金融機関がデジタルマーケティングを成功させるために必須な要素は、お客様のライフステージに寄り添った提案をすることです。そのためにはライフステージごとの推奨商品、最適なプライシング、チャネル嗜好、最適なタイミングを分析し、ネクストベストアクション(NBA)を提示する必要があります。またNBAの設計には、デジタルチャネル経由のデジタルデータを加えたお客様の360°ビューの構築も求められます。この2つの施策の成功事例を海外の金融機関の事例とともにご紹介いたします。
(1)ネクストベストアクションのためのデータ分析・機械学習/AI 事例紹介
(2)顧客360°ビュー構築 事例紹介
(3)お客様とのデジタルエンゲージメント(ゴールベースアプリケーション等)事例紹介
|
|
|
15:00
|
|
|
コーヒーブレイク (10分間) ブースエリアも是非ご覧ください |
|
|
15:10 | 16:00
|
|
GumGum Japan株式会社 Head Of Sales
松本 亮 氏
株式会社常陽銀行 ダイレクト営業部 企画グループ長
丸岡 政貴 氏
企業のブランド構築には、顧客や潜在顧客にメッセージを伝達しその価値を理解してもらうための“攻め”のアプローチが重要です。しかし、攻めるためには同時に“守り”を磐石にすることも必要です。デジタル広告において今「ブランドセーフティ」「ビューアビリティ」が話題となっているのはまさにそのことを表しています。自社の広告がいかにブランドセーフなコンテンツ内に配信されているか、且つユーザーのエンゲージメントを高められるブランディングができているかが今後ますますブランドに求められる課題です。本セッションでは、米国トップ100ブランドの80%が活用する新しいブランド広告サービス『gumgum(ガムガム)』から見た考察と、日本国内でも拡大しつつある実際の活用事例のご紹介をさせていただきます。
(1)日本におけるブランド広告がおかれている背景
(2)ブランド広告の新しい姿
(3)金融業界の事例のご紹介
|
|
|
16:00 | 16:50
|
|
株式会社ビービット エグゼクティブマネージャ / エバンジェリスト
宮坂 祐 氏
金融業界においても「モノからコト」への価値転換の必要性が待ったなしで迫っています。世界的に見ても、デジタルサービスで顧客タッチポイントを押さえ、行動データを活用した顧客体験の改善をし続けている企業が成功を収めつつあります。本セッションでは、デジタルを活用したビジネスモデル転換に成功している先進企業の事例を紹介するとともに、彼らがどのようにデータを利活用しているかを解説します。カギになるのは「UXグロースハック」と呼ばれる顧客の「モーメント(状況)」を捉える新しいデータドリブンマーケティング業務の確立にあります。
(1)デジタルが加速するビジネスモデル転換の必要性
(2)顧客データを有効な施策に繋げる「モーメント」という考え方
(3)データドリブンマーケティング業務を支える最先端ツール『Usergram(ユーザグラム)』
|
|
|
16:50
|
|
|
コーヒーブレイク (10分間) ブースエリアも是非ご覧ください |
|
|
17:00 | 17:30
|
|
特別講演 株式会社イオン銀行 執行役員 デジタルマーケティング統括部長
山本 洋一郎 氏
イオン銀行が開業し、11年が経過しました。銀行口座数は605万口座、クレジットカード会員数は2748万会員とお客さまからご支持をいただいて成長を続けております。「生活に欠かせない銀行」を目指すイオン銀行の歴史を振り返りながら、いかにデジタルイノベーションが社内に浸透していったのか、データドリブンな組織へ変革していく道程をお話しいたします。
(1)イオン銀行の10年を振り返る
(2)イオン銀行のデジタル&マーケティング戦略
(3)オムニチャネル構築とデジタルイノベーション
(4)データドリブンな組織への変革
a)アナリティクスセンターの誕生
b)データサイエンティストの育成
(5)イオン銀行のデジタルマーケティング
|
|
|