金融機関を取り巻く環境がめまぐるしく変化する中で、イノベーションの進展は、金融機関各社のサービスのあり方や顧客とのコミュニケーションのあり方に大きな変化を引き起こしつつあります。本フォーラムは、金融機関の経営層や企画部門、営業・マーケティング部門の責任者・担当者の方々に、先進的な金融機関の事例やデジタルイノベーションの最新動向、デジタルチャネルの活用方法等に焦点をあて、付加価値の高い情報を提供する情報イベントです。本フォーラムが金融機関各社様の競争力強化の一助となれば幸いです。
13:30 | 14:10
|
|
基調講演 株式会社じぶん銀行 執行役員 経営企画・マーケティング担当
吉川 徹 氏
KDDIと三菱東京UFJ銀行の共同出資で2008年に設立されたじぶん銀行は、口座開設を含む全ての銀行サービスをスマートフォンで提供しており、2017年3月の顧客口座数は242万口座を超え、独自のサービス展開により事業を拡大させています。スマホをメインチャネルとするビジネスモデルが広く注目を集める中、最近では、顧客取引状況をはじめとする様々なデータに基づいた付加価値機能の提供とEBM(Event Based Marketing)機能の強化や、日本初のスマートフォンによるATM入出金サービス「スマホATM」サービスを開始しました。本セッションでは、じぶん銀行の取り組みを紹介しながら、Fin-Tech戦略及びCRM・マーケティング戦略の一端をご紹介します。
(1)じぶん銀行の事業戦略
(2)CRM・マーケティング戦略
(3)Fin-Tech戦略
|
|
|
14:10 | 15:00
|
|
AWPジャパン株式会社 チーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)
加藤 豪 氏
労働人口の減少や、少子高齢化の進行、裕福層との二極化、さらにはフィンテックをはじめデジタル化の発展が進む中、各金融機関は従来通りの商品開発とサービスの提供だけでは十分とは言えなくなってきました。事実、郵便局が見守りサービスの提供を始め、コンビニエンスストア大手のローソンの銀行業へ参入が続いています。さらに競争が激しくなる市場にて、より一層の差別化をはかり新規顧客の獲得と既存優良顧客とのリレーションを強化してゆくためには従来の考えにとらわれないユニークなサービスの提供が求められています。本セッションでは、世界70カ国以上で展開しているアリアンツグループが各国にて提供している様々なサービスについて事例などを交えてご紹介させていただきます。
(1)金融機関に必要となる新時代の商品・サービスとは?
(2)アリアンツ・ワールドワイド・パートナーズ ジャパンの描くこれからのサービス
① フィンテック時代の新たなサービス
② 富裕層やシニアなどへむけたサービス
③ 女性や若年層へ向けたサービス
|
|
|
15:00
|
|
|
|
15:10 | 16:00
|
|
株式会社Jストリーム 営業本部マーケットソリューション推進部長
江浪 弘修 氏
金融業界における動画活用は、FinTechを活用したビジネス創出時のプロモーションや、フィデューシャリー・デューティーの概念に基づいた運用状況などの説明、主に資産形成初心者に対する商品紹介や金融教育など、顧客に対する情報提供の際にもその必要性は増しています。動画は情報の浸透、定着に有効ですが、制作や配信、視聴ログの活用などにはコツが必要です。本セッションでは、金融機関に限らず動画を上手に活用している企業の事例を通して動画活用時のポイントを解説します。
(1)顧客への情報提供時における動画の必要性
(2)動画活用企業の取り組み解説
(3)動画の制作・配信の最適な方法
|
|
|
16:00 | 16:50
|
|
株式会社アサツー ディ・ケイ 統合ソリューションセンター統括 兼 ソリューションプランニング本部長
森永 賢治 氏
Fintechが世界的な話題となってもう数年が経とうとしています。みなさんは、これを単に「金融業界のテクノロジー変革」と思っていませんか?実は、Fintechはすべての業種に関わる「ライフスタイル革命」なんです。決済やローン利用の瞬間に、実は消費者に対する新たな関係が始まります。これまで、無機質でどちらかと言えば面倒くさかった「決済」や「借入」が、Fintechによって、“楽しい体験の瞬間”に変わろうとしています。異業種や生活に中に急速に拡がるFintech。新たな顔を見せ始めました。
(1)Fintechは「オワコン」か!?
(2)異業種にみる新たな顔のFintech
(3)AIはどこに向かう!?〜表のロボティクスと、裏のIoT〜
(4)ライフスタイル革命、前夜祭
(5)広告会社のFintechソリューション
|
|
|
16:50
|
|
|
|
17:00 | 17:30
|
|
岡田 良太 氏
競合企業との商品・サービスのコモディティ化が進む中で、顧客に選ばれるブランドになるための「顧客体験の最適化」への手法やマーケティング・ツールも、コモディティ化が進みつつあります。また、そうしたビジネス環境下で、逸早く顧客とのエンゲージメントを深めるためのパーソナライズが模索され、成果を積み上げるスピードも求められています。これらの課題認識を踏まえ、顧客との各接点における事前期待とブランド体験とのGAPを改善させ、エンゲージメントを深めていくために、当社が目指すアプローチをご紹介します。
(1)JCBのご紹介
(2)セグメンテーションによるキャンペーン効果事例
(3)顧客とのエンゲージメントを深めるための仮説
|
|
|