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プログラム

金融機関の顧客本位の業務運営の確立・定着に向けた取り組みや、つみたてNISA開始による長期・積立・分散投資の推進など、投資家にとって安定的な環境が確立し、貯蓄から資産形成への流れが拡がることが期待されています。一方で、AIやロボティクスといったテクノロジーはめざましい発展を遂げており、ウェルスマネジメント業界を取り巻く環境も大きく変化しています。テクノロジーの進化は資産形成の流れを加速し、ウェルスマネジメントビジネスのあり方を新しいステージへと導く大きな力を秘めています。本フォーラムは、金融庁による基調講演を皮切りに、先進各社による示唆に富んだ講演、ゆうちょ銀行による取組事例の紹介を通じ、ウェルスマネジメントの未来を照射します。

2018年2月21日(水)

13:30
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14:10
顧客本位の業務運営の確立と定着について
基調講演

金融庁
検査局 総務課
主任統括検査官
水野 清司 氏
2017年3月に「顧客本位の業務運営に関する原則」を策定以降、多くの金融機関が同原則を採択し、取組方針を策定しました。現在、各社の取組方針について、現行の営業体制等を維持しながら実現可能か等についてモニタリングを行うほか、金融機関間で比較可能なKPI等の公表による各社の取組みの「見える化」を進めるべく、必要な情報を収集しているところです。本セッションでは、金融商品の販売実態や原則と同時に公表した定着策の概要について解説します。
14:10
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15:00
ウェルスマネジメントの潮流変化と今後の方向性 〜真の顧客本位の実現に向けて〜
アクセンチュア株式会社
金融サービス本部 マネジング・ディレクター
武藤 惣一郎 氏
顧客本位の業務運営の徹底に代表されるように、ウェルスマネジメントビジネスは大きな変革の時を迎えています。こうした変革は、ウェルスマネジメントのビジネス環境を一層厳しいものにすると弊社は考えています。本セッションでは、ウェルスマネジメントビジネスの潮流変化および今後の方向性について海外の事例を交えて考察すると共に、必要となる変革について弊社の見解をご説明します。
15:00
コーヒーブレイク (10分間)
15:10
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16:00
遺伝的アルゴリズムによる相続財産の最適分割案の提案コンサルティングの実際
株式会社キャピタル・アセット・プランニング
代表取締役
公認会計士税理士
日本証券アナリスト協会検定会員
北山 雅一 氏
日本の相続税の最高税率は55%と諸外国に比べ極端に高く、かつ相続財産の中で不動産や自社株の割合が3分の2であり、資産家にとって相続税を納税しながら各相続人に適切な財産分割案を作成するのは至難の業といえます。本セッションは、特定の不動産は例えば妻に、自社株は後継者である長男に分割させ、相続税の納税後、妻・長男・長女・次女に目標とする割合の金融資産を確保するための財産分割案を、遺伝的アルゴリズムを活用したAIにより瞬時に導出いたします。

(1)我が国の拡大する相続マーケット
(2)日本の財産相続におけるペインポイント
(3)国税庁相続税統計
(4)相続における3つの苦悩、相続税納税準備・円滑な財産分割・納税額軽減
(5)遺伝的アルゴリズムとは
(6)遺伝的アルゴリズムの資産配分問題への応用
(7)財産額50億円の非上場会社創業家ファミリーの財産分割を相続税の納税を確保しながら50種類の資産を目標とする各相続人の分割割合に近似させながらいかに適切に分割するかという遺言書作成プロセスの自動化問題の解法
16:00
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16:30
郵便局ネットワークと資産形成文化の構築
特別講演

株式会社ゆうちょ銀行
営業部門 コンサルティング営業部
部長
吉田 浩一郎 氏
国営であった郵便局は明治4年から100年以上に渡り、家計における貯蓄文化、簡易保険文化を広く国民に浸透させるという役割を担ってきました。一方、家計金融資産に占める投資割合はここ十数年横ばいであり、裾野の拡大には程遠い状況です。今の「貯蓄から資産形成へ」の流れを日本の文化として構築・定着させることこそが我々日本郵政グループの社会的使命だと認識しています。そのような視点から現在の取組み、今後の課題等についてお話しさせていただきます。

(1)当行の現状と郵便局の役割
(2)投信販売拡大のための取組み
(3)今後の課題
本フォーラムは受付を終了しました。
多数のお申込み、ありがとうございました。
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